2018年5月25日 会社の営業秘密を搾取した結果・・・(機密文書の廃棄処分なら出張シュレッダーのアリビオ)
ブログ管理者より
情報漏洩の約50%が紙ベース。
また一方で、情報漏洩の約80%が管理ミスなどの内部要因。
要は、『紙ベースの情報』 を 『キッチリ管理』 することにより
機密情報漏洩の可能性をかなり下げる事ができるのではないでしょうか??
このブログでは情報漏洩の事例を紹介することにより、
『事例のようなことが無くなれば問題が起きない』 という事に
観点を持ってもらえたら・・・
このような思いでお伝えしています。
会社の営業秘密を搾取した結果・・・
こんにちは。アリビオの寺元です。
最近特に気になった情報がありましたので
ブログにしてみました。
先日、愛知県の切削工具大手の「OSG」という会社の元社員へ
懲役2年、執行猶予4年、罰金50万円という有罪判決がでました。
この事件は2017年2月に会社の営業秘密を、
不正な利益を得る目的で業務用パソコンを使ってサーバーにアクセスし、
図面データなど営業秘密を私有のハードディスクに複製したとされる。
という事件の判決でした。
“情報漏洩の原因の約80%がヒューマンエラー”
何回も申し上げている言葉ですが、
この事件のような故意に情報を搾取して自身の利益とする
情報漏洩がどれくらいのパーセンテージなのがご存知でしょうか。
日本ネットワークセキュリティ協会の
「2016年 情報セキュリティインシデントに関する調査報告書」
(http://www.jnsa.org/result/incident/data/2016incident_survey_ver1.2.pdf)
にその統計が掲載されています。
答えは・・・ 0.9%
1%にも満たない稀な情報漏洩のケースなのです。
しかし、会社の被る被害は大きいでしょう。
当然本人の人生も変わってしまいます。
“電車にパソコンを置き忘れて情報漏洩が発生”
というのとは違います。
私が何を言いたいかというと、
昨今の情報漏洩の世間の注目度から考えると
盗んだ情報で一時的に個人が潤っても、
必ず表にその事実は現れ、最終的には有罪になってしまう。
だから、こういう事はやっても自身の為にならないので
やめておくべき行為だと思います。
「会社の情報を盗んで、売っても、結局は捕まりますよ!」
という事を会社は社員に教育すべきだと思うのです。
情報漏洩の抑止のためにも。
私どもセキュリティに関わる仕事をしている者は
こういった事件に目がとまるとは思いますが、
そうでない方は、なかなかとまらないと思います。
赤い車が欲しいと思ったら、赤い車ばかり目撃する。
そんな話を聞いたりしますが、まさしく同じと言えるでしょう。
知らないから事を起こしてしまう。
一つの原因ではないでしょうか。
つくづく教育の重要性を感じます。
そんな事を思う事件でした。
社内教育の方法の事例
社員全員に月に一度メールニュースを配信しては如何でしょうか?
今回のブログの内容の様な事例を配信するだけでも
従業員の知識となるのではないでしょうか。
会社の情報を盗めば必ず捕まる。
その後必ず裁判となる。
最終的には前科者になってしまう。
このようなことを理解できていれば
会社の情報を盗む人もなくなるのではないでしょうか。
やはり、知識として伝えることが大事なんだと思います。
セキュリティネクスト
http://www.security-next.com/
こちらのサイトではあらゆる事例を見ることができます。
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“どのような情報漏洩が発生したか”
“どのようなセキュリティ商材が発売されたか
そのような情報を得ることができます。
是非参考にしてみてください。
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